地球第三の森
〜35億年生物による地球環境改変という視座から見る 都市の「恵み」と将来性〜
【著】竹村 泰紀
『建築物が生態系となり、環境との循環による真のSDGsを達成する。巨大建築物=環境破壊という概念の脱構築はここから始まる。』 思想家・結城夏嶺
「空中の水を集め、治めることで、都市は水源になります。都市に「森の土」にあたるインフラを備えることで、都市の膨大なゴミは膨大な資源に変わります。大気から二酸化炭素を集めることで、都市はまるで森のような炭素資源の源泉になります。そして都市の建築は森の木々よりもずっと堅牢で、森より多くの生き物を人とともに養う潜在力があります。」 (本文より)
地球の大規模改変は、実は人類が初めてではない。35億年にわたって地球環境をつくりかえ、現在の豊かさを築き上げた生命と生態系の歴史が明らかになったいま、私たちの技術文明、そして都市のありかたが問い直される。 「人間対自然」という既存のエコロジー観念に楔を打つ、新進気鋭の建築家による「都市という森林」の思想。
発売日:2020年10月10日
仕様:四六判/215ページ
ISBN:978-4-909896-06-3
定価:紙書籍版 1,950円(税込)電子版 1,250円(税込),Kindle unlimited にて配信中