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	<title>古生物学 アーカイブ - 紫洲書院</title>
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	<description>教養を手元に、世界をはるかに。</description>
	<lastBuildDate>Tue, 05 Apr 2022 03:27:07 +0000</lastBuildDate>
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	<title>古生物学 アーカイブ - 紫洲書院</title>
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	<item>
		<title>たとえば、5億年前の地球をのぞき見るには？ ~古生物の系統学・環境学~</title>
		<link>https://shidzu-shoin.com/natural-science/%e5%8f%a4%e7%94%9f%e7%89%a9%e5%ad%a6/paleontology-2/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[君付龍祐]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 10 Mar 2020 16:18:10 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[古生物学]]></category>
		<category><![CDATA[化石]]></category>
		<category><![CDATA[恐竜]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>古代の生物をいかに分類するのか？古代の環境をいかに推定するのか？「古生物学入門」の後編。</p>
<p>投稿 <a href="https://shidzu-shoin.com/natural-science/%e5%8f%a4%e7%94%9f%e7%89%a9%e5%ad%a6/paleontology-2/">たとえば、5億年前の地球をのぞき見るには？ ~古生物の系統学・環境学~</a> は <a href="https://shidzu-shoin.com">紫洲書院</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<h1 class="has-black-color has-text-color wp-block-heading" style="font-size:25px"><br>Preface</h1>



<p class="has-black-color has-text-color">今日、恐竜の化石の発見が相次ぎ、古生物学が多くの人に注目されるようになってきた。筆者自身も古生物学を学んでいる一人だ。しかしそもそも古生物学とはどんな学問で、何を目的としているのだろうか。 今回は古生物学とは何かについて掘り下げていきたい。（この記事は「古生物学入門」の後編です。前編は<a href="https://shidzu-shoin.com/natural-science/%e5%8f%a4%e7%94%9f%e7%89%a9%e5%ad%a6/what-is-paleontology-1/">こちら</a>）</p>



<div style="height:40px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h1 class="has-black-color has-text-color wp-block-heading" style="font-size:25px">3. 系統学 〜生物はどこから始まりどこへ向かうのか〜</h1>



<figure class="wp-block-image"><img decoding="async" src="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/03/tree-of-life.jpg" alt=""/></figure>



<p class="has-black-color has-text-color">系統学とは簡単にいえば生物の進化の過程の研究だ。<b>私たちは何から進化したのか、最初の生物は何なのか、生物がこの先どのように進化していくのか</b>といった誰もが疑問に思っている問題に挑む。また新たに発見された生物を分類するのも系統学の一つであり、現生に生きる生物と古代の生物をひとつづきの歴史の上でつなげて考えるための重要な研究である。</p>



<p class="has-black-color has-text-color">系統学には主に２種類のアプローチがある。一つは<b>化石からその生物の特徴を引き出し、比較する</b>方法だ。この方法は昔から行われており、ユニークな特徴を持つ生物を分類するのに非常に役に立つ。ただこの方法には大きな問題が存在する。ある現代の生物を別種として分類するべきか否かを判断するための一つの指標として、他の生物と交配した際に繁殖力のある子孫を残せるかどうかというものがある。例えばトラとライオンを親にもつライガーは子供を残すことができないため、繁殖力がないと言える。故にトラとライオンは別の種として考えることができる、というような具合に。しかしこの指標を用いることができるのは、当然ながら現代の生物に限られる。どれだけ緻密な観察を行っても、化石からそのことを知ることはできないからだ。そのためそれぞれの化石の形態的な特徴から分類をすることになるわけだが、それにはどうしても不確実性が付いてまわる。</p>



<p class="has-black-color has-text-color">まず化石に見られる特徴は単なる個体差によるものかもしれない。例えば古人類学では似たような化石を見せられた際に６種類ぐらいに分類しようとする人もいれば、大きく１種類した上で、細かな違いは全て個人差だと主張する人もいる。また進化の過程で全く別の種類の生物が同じような特徴を持つこともある。すなわち同じような生活環境を持つ別の種の生物が、一見似たような特徴を持つことがあるのだ。例えば、さまざまな種の中で翼を獲得した脊椎動物は、翼竜・鳥類・哺乳類（コウモリ目）の大きく３種類に分けることができる。これらの生物はたしかに翼を持つという特徴を共有しているものの、それぞれがたどってきた進化の過程は大きく異なるため、安易に同じ種に分類してしまうことはできない。幸いにもこれら３種類は翼の形を詳しく見れば比較的簡単に見分けることができるが、現代の生物の中においても判別が難しい特徴を持つ種がたくさんある。化石からの情報のみを頼りにした場合、このような形態にもとづいた分類はなおさら難しくなる。化石の特徴だけで分類する際には上記２つのようなことが十分に起こりうる。</p>



<p class="has-black-color has-text-color">また、次のような極端なケースもある。それは<b>アノマロカリス</b>と呼ばれる生物の分類だ。アノマロカリスはカンブリア紀の海に生息していた捕食性の生物で、体に二本の腕と円形の口を持っていたとされる。この化石が発見された当初、そのフォルムがあまりにも独特であることから、いくつかの別の種類の生き物が偶然にも重なり合った状態で化石になったものだと考えられていた（胴体＝ナマコ、腕＝エビ、口＝クラゲと考えられていた）。しかし後からこれらが一体となった化石がいくつも見つかったことにより、初めて現在の姿であることが分かったというのだ。アノマロカリスのケースに見られるほどの大きな誤解はほとんどないとしても、現代の生物と大きく異なる外見や構造を持っていた生物を、ましてや必ずしも保存状態が均一でない化石から判別するのは非常に難しいのである。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/elementor/thumbs/anomarocaris-min-omdaxm0jqapw4plezl6ynxpeamt1rlnu0h2zjp88k2.jpg" alt="anomarocaris-min" title="anomarocaris-min"/><figcaption><meta charset="utf-8">古生物学の知識を元に作られたアノマロカリスの想像図。</figcaption></figure></div>



<p class="has-black-color has-text-color">そこで出てきた新たな手法が<b>DNAを使った分析手法</b>だ。DNAはいわば生物の「設計図」であり、生物の種類が変わればそのDNAも変わってくる。また数万年前の生物であれば、条件がよければ化石とともにDNAも保存されていることもあり、それらを調べることでほぼ確実に生物の種類を断定することができる。最近では<b>わずか数本の歯と指の化石から取り出されたDNAを元にデニソワ人と呼ばれる新種の人類が判別された</b>。化石だけであれば種類の判別はほとんど不可能に近いが、DNA分析という非常に強力なツールを使うことで新種を的確に見つけることができるのだ。またある生物のDNAの性質を利用すれば、共通の祖先から進化した2種類の生物（例えば人間とチンパンジーなど）のDNAの違いから、それらがどの時代で別の種に分岐したかを予想することさえできる（分子時計と呼ばれるこの手法はまた別の記事で取り扱いたいと思う）。ただDNAの分析も完璧ではない。骨などとは違い、DNAは時間がたてばたつほど残る可能性が低くなる。そのため恐竜のDNAを見つけることができるのはまだまだ先の話、あるいは一生こないかもしれない。</p>



<div class="wp-block-columns is-layout-flex wp-container-core-columns-is-layout-1 wp-block-columns-is-layout-flex">
<div class="wp-block-column is-layout-flow wp-block-column-is-layout-flow">
<figure class="wp-block-image size-full"><img fetchpriority="high" decoding="async" width="400" height="267" src="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/03/Denisovan-fossil.jpg" alt="" class="wp-image-7594" srcset="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/03/Denisovan-fossil.jpg 400w, https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/03/Denisovan-fossil-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><figcaption><meta charset="utf-8">デニソワ人の化石の復元モデル(Carl, 2019)</figcaption></figure>
</div>



<div class="wp-block-column is-layout-flow wp-block-column-is-layout-flow">
<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="400" height="300" src="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/03/Denisovan.jpg" alt="" class="wp-image-7590" srcset="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/03/Denisovan.jpg 400w, https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/03/Denisovan-300x225.jpg 300w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><figcaption><meta charset="utf-8">分析を元に復元されたデニソワ人のポートレート(Handwerk, 2019)</figcaption></figure>
</div>
</div>



<p class="has-black-color has-text-color">現時点で地球上に生息している生物ですら、そのほとんどは未だに発見されていないと言われている。最初の生命が現れてから41億年、また最初の動物が現れてから10億年以上が経っていることを考えれば、我々が系統学によって得た古生物の種類に関する知識は氷山の頂上を削っただけに過ぎないと言えるだろう。</p>



<div style="height:40px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h1 class="has-black-color has-text-color wp-block-heading" style="font-size:25px">4. 環境学 〜古生物はどのような環境に生きていたのか〜</h1>



<figure class="wp-block-image"><img decoding="async" src="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/03/pale_env-min.jpg" alt=""/></figure>



<p class="has-black-color has-text-color"><b>古生物たちが一体どのような環境に生きていたのかを調べる</b>のが<b>環境学</b>だ。ここまでに紹介した生態学と系統学の手法を用いれば化石を元に環境を知ることもできるが、またその化石が発見された場所の地質の特徴などからも調べることもできる。それらの二つを組み合わせて環境を解き明かすのが環境学だ。</p>



<p class="has-black-color has-text-color">化石から古代の環境を調べるには大きく２種類のアプローチがある。一つ目は<b>示相化石の活用</b>である。示相化石とはどのような環境に住んでいたかあらかじめわかっている生物を使う方法である（それらは後に述べる手法、あるいは原生の近縁種と比較して割り出される）。言い換えれば、環境の指標として特定の化石を利用することができるのだ。一般に示相化石となる種類の生物は、特定の環境に生息していることが望ましい。例えば人間のようにあらゆる環境に適応して地球上のさまざまな場所で生活できる生物は、環境の指標には不向きである。それとは逆に、温暖な海にのみ生息することが知られている魚は示相化石に向いていると言える。また読者の中にはこのような示相化石と並んで、<b>示準化石</b>というものを聞いたことがある人がいるかもしれない。示準化石は環境ではなく特定の年代に生きていたことが知られている生物の化石だ。これらは現れた年代・絶滅した年代がこれまでの研究ですでに分かっている生物が用いられ、この化石が見つかればその地層の年代を大幅に絞り込むことができる。またその特性上、示相化石とは異なり、様々な環境に適応できた生物が好まれることが特徴だ。例えばヒトの化石が見つかれば、少なくとも30万年前よりも新しい地層だと分かる*。</p>



<div class="wp-block-columns is-layout-flex wp-container-core-columns-is-layout-2 wp-block-columns-is-layout-flex">
<div class="wp-block-column is-layout-flow wp-block-column-is-layout-flow">
<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="400" height="267" src="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/03/coral-4898528_640-min.jpg" alt="" class="wp-image-7604" srcset="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/03/coral-4898528_640-min.jpg 400w, https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/03/coral-4898528_640-min-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><figcaption><meta charset="utf-8">典型的な示相化石であるサンゴの化石</figcaption></figure>
</div>



<div class="wp-block-column is-layout-flow wp-block-column-is-layout-flow">
<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="400" height="348" src="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/03/Trilobite-min.jpeg" alt="" class="wp-image-7606" srcset="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/03/Trilobite-min.jpeg 400w, https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/03/Trilobite-min-300x261.jpeg 300w" sizes="auto, (max-width: 400px) 100vw, 400px" /><figcaption><meta charset="utf-8">典型的な示準化石である三葉虫の化石 (<a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Kainops_invius_lateral_and_ventral.JPG">Wikimedia Commons</a>)</figcaption></figure>
</div>
</div>



<p class="has-black-color has-text-color">化石から古環境を調べるもう一つの方法が<b>同位体の測定</b>である。簡単に言えば化石を構成している原子の組み合わせから環境を調べるという方法である。同位体というのは同じ元素であるにも関わらず、異なる性質を示すものである。古生物学で古代の環境を分析する際には、酸素の同位体がよく用いられる。空気中に多く含まれており、我々が一般的に「酸素」と呼んでいるのは酸素16（16O）と呼ばれる物質だ。そして酸素16には同位体である比較的重い酸素18（18O）が存在する。酸素18の原子は、酸素16に比べて氷に取り込まれにくいという性質を持っている。つまり地層の中に存在する18Oと16Oの比率を見れば、その時代にどれだけ氷があったかがわかり、結果的に地球全体の気温も推定することができる。他にもそのような同位体の存在比率を用いて年代を求める手法など、さまざまなアプローチがこれまでに開発されている。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/elementor/thumbs/ripple-min-omdcwx1s6ubyvs0nlwt3bfx8lxcgozqs5eq16di2go.jpeg" alt="ripple-min" title="ripple-min"/><figcaption><meta charset="utf-8">アメリカ、キャピトル・リーフ国立公園の鍵層（<a href="https://fr.wikipedia.org/wiki/Fichier:Ripple_marks_in_Moenkopi_Formation_rock_off_of_Capitol_Reef_Scenic_Drive2.jpeg">Wikimedia Commons</a>）</figcaption></figure></div>



<p class="has-black-color has-text-color">次に、<b>地質的な特徴から環境を推定する方法</b>を紹介しよう。これは化石そのものから情報を得ることができなくても環境を推定することができるため、非常に便利な方法である。例えば地層の表面から波打ったような形が見つかれば、その場所では昔水の流れがあったことが推測できる。さらにその波の形からどの方向に流れていたのかも知ることもできる。またもし火山灰が見つかれば付近で噴火があったことが分かる。また火山灰からは、いつ・どのような噴火があったかなどの情報を特定することも可能だ。このような特徴をもった地層は<b>鍵層</b>と呼ばれる。このようにして化石と地層の両方を組み合わせながら環境の変化を紐解くのが環境学だ。</p>



<p class="has-black-color has-text-color">ではなぜ古環境を調べる必要があるのか。その答えは温故知新という四字熟語で説明できる。故きを温め新しきを知る、つまり<b>未来を予測するには過去を分析することが欠かせない</b>のだ。現在、地球は気候変動の真只中にある。これに関して懐疑的な人がいることは事実だがそれについては別の記事で深く考察したい。気候変動を止めようと努力することも可能だが、相手は地球である。人間の力だけで全てを思い通りに動かすのは、少なくとも現在では不可能だ。しかし今後起こりうることを予測しそれに対応することは可能である。そのためには<b>過去の地球がどのような状態だったのか、何が原因でどのように変化したのかを調べる</b>ことが必要であり、古生物学はそのための重要なツールとなる。将来の人類の存続の鍵は実は古生物学が握っているのかもしれない。</p>



<p class="has-black-color has-text-color">*実際には様々な要素を考慮する必要があり、必ずしも30万年前よりも新しいとは限らない。興味のある方はぜひ古生物学を深く学んでほしい。</p>



<div style="height:40px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h1 class="has-black-color has-text-color wp-block-heading" style="font-size:25px">⒌ 古生物学を学ぶ</h1>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/03/museum-min.jpg" alt=""/></figure></div>



<p class="has-black-color has-text-color">今回の記事では古生物学がどのようなものなのかを見てきた。ではどうすれば古生物学を学ぶことができるのだろうか。まず理解していただきたいのが、古生物学はここまで上げてきた生態・系統・環境の３分野が全てではない。また古生物学者として３分野のどれか一つを極めればよいというものでもない。例えば古生物の生態を知るためには当時の環境を知る必要があり、他の古生物との関連性を知るにはどのような生態だったのかも知る必要がある。そのため古生物学を学ぶには生物学と地学の基礎〜応用に加え自分が特に興味を抱いている内容の専門的な知識をバランスよく身につける必要がある。また実際にフィールドに足を運び経験を積むことに加えて、生物の形態がどのような働きを持っていたのかを知るには化学や物理学に関する知識も必要とされる。このように古生物学では幅広い科学の知識が求められる。決して簡単な学問ではないが、やりがいがあることは間違いない。</p>



<p class="has-black-color has-text-color">紫洲書院ではこれからも古生物学の面白さを伝えるための記事を連載する予定である。しかしここで紹介されるトピックの奥深さをを本当に理解するためには、広範な知識や技術を身に付けることが不可欠だ。そのため本当に古生物学を学びすすめたい方は書籍を買い求める、あるいは<a href="https://www.edx.org/"><span class="has-inline-color has-vivid-cyan-blue-color">edX</span></a>や<a href="https://ja.coursera.org/"><span class="has-inline-color has-vivid-cyan-blue-color">Coursera</span></a>などをはじめとする様々なMOOCs (オンライン学習プラットフォーム)を利用してみる、そしてもしできるならば大学で専門的に勉強されることをおすすめする。</p>



<div style="height:40px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<div class="wp-block-coblocks-accordion">
<div class="wp-block-coblocks-accordion-item"><details><summary class="wp-block-coblocks-accordion-item__title">▶︎参考文献</summary><div class="wp-block-coblocks-accordion-item__content">
<ul class="wp-block-list"><li>https://books.google.co.uk/books/about/%E5%9B%B3%E8%A7%A3%E5%85%A5%E9%96%80%E6%9C%80%E6%96%B0%E5%9C%B0%E7%90%83%E5%8F%B2%E3%81%8C%E3%82%88%E3%81%8F%E3%82%8F.html?id=DaXBzBynLWQC&amp;redir_esc=y</li></ul>
</div></details></div>



<div class="wp-block-coblocks-accordion-item"><details><summary class="wp-block-coblocks-accordion-item__title">▶︎References</summary><div class="wp-block-coblocks-accordion-item__content">
<ul class="wp-block-list"><li>Krause, J., Fu, Q., Good, J. M., Viola, B., Shunkov, M. V., Derevianko, A. P., &amp; Pääbo, S. (2010). The complete mitochondrial DNA genome of an unknown hominin from southern Siberia. Nature, 464(7290), 894-897. available at: https://www.nature.com/articles/nature08976</li><li>Carl, Z., 2019. Denisovan Jawbone Discovered In A Cave In Tibet. [online] The New York Times.com. Available at: <a href="https://www.nytimes.com/2019/05/01/science/denisovans-tibet-jawbone-dna.html">https://www.nytimes.com/2019/05/01/science/denisovans-tibet-jawbone-dna.html</a> [Accessed 10 March 2020].</li><li>Handwerk, B., 2019. Scientists Recreate The Face Of A Denisovan Using DNA. [online] Smithsonian Magazine. Available at: <a href="https://www.smithsonianmag.com/science-nature/scientists-recreate-face-denisovan-using-dna-180973177/">https://www.smithsonianmag.com/science-nature/scientists-recreate-face-denisovan-using-dna-180973177/</a> [Accessed 10 March 2020].</li></ul>
</div></details></div>
</div>



<div class="wp-block-coblocks-author"><figure class="wp-block-coblocks-author__avatar"><img decoding="async" class="wp-block-coblocks-author__avatar-img" src="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2019/11/round_kimi.jpg" alt="君付 龍祐"/></figure><div class="wp-block-coblocks-author__content"><span class="wp-block-coblocks-author__name">君付 龍祐</span><p class="wp-block-coblocks-author__biography"><meta charset="utf-8"/>専門分野：古生物学・サイエンスコミュニケーション<br/>カナダ、アルバータ大学の生物進化・環境・生態学科を経て、同大学の古生物学科に在籍。高校時代から古生物学の研究を行う。</p></div></div>
<p>投稿 <a href="https://shidzu-shoin.com/natural-science/%e5%8f%a4%e7%94%9f%e7%89%a9%e5%ad%a6/paleontology-2/">たとえば、5億年前の地球をのぞき見るには？ ~古生物の系統学・環境学~</a> は <a href="https://shidzu-shoin.com">紫洲書院</a> に最初に表示されました。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>化石の時代を映し出す古生物学 〜生態学〜</title>
		<link>https://shidzu-shoin.com/natural-science/%e5%8f%a4%e7%94%9f%e7%89%a9%e5%ad%a6/what-is-paleontology-1/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[君付龍祐]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 10 Feb 2020 00:13:48 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[古生物学]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://shidzu-shoin.com/?p=7424</guid>

					<description><![CDATA[<p>近年、恐竜の化石の発見が相次ぎ、「古生物学」という学問が多くの人に注目されるようになってきた。古生物学とはどんな学問で、何を目的としているのだろうか？</p>
<p>投稿 <a href="https://shidzu-shoin.com/natural-science/%e5%8f%a4%e7%94%9f%e7%89%a9%e5%ad%a6/what-is-paleontology-1/">化石の時代を映し出す古生物学 〜生態学〜</a> は <a href="https://shidzu-shoin.com">紫洲書院</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p></p>



<h1 class="has-black-color has-text-color wp-block-heading" style="font-size:25px"><br>Preface</h1>



<p>近年、恐竜の化石の発見が相次ぎ、「古生物学」という学問が多くの人に注目されるようになってきた。筆者自身もその古生物学を学んでいる一人だ。しかしひと口に古生物学といっても、そもそもこれはどんな学問で、何を目的としているのだろうか。今回は古生物学とは何かについて掘り下げていきたい。</p>



<div style="height:40px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h1 class="has-black-color has-text-color wp-block-heading" style="font-size:25px">1. そもそも古生物学とはどんな学問か？</h1>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/02/84001131_1280932415433666_5069079947889344512_n-min.jpg" alt=""/></figure></div>



<p class="has-black-color has-text-color">よくある誤解に、古生物学と考古学とをないまぜにすることが挙げられる。しかしこれらは全くの別物であるということを指摘しておかなければならない。同じく古生物学＝恐竜学という考えられがちだが、決してそうとも限らない。簡単に言ってしまえば、<b>古生物学とは文字通り古い（＝昔の）生物の研究である</b>。このことから恐竜学は古生物学に含まれ、また古生物学は恐竜学よりもはるかに多種多様な生物を扱う学問だと言える。一方の考古学で焦点が当たるのは、遺跡や遺構などに代表される人類の文化である。特に近年では民族差別を防ぐため文化と生物学を分けて考える傾向にあり、<b>古生物学と考古学は全くの別物</b>として扱うのが一般的である。特殊な例として昔の人類や霊長類の生物学的な研究を行う場合、「古人類学」として分けて考えられる場合があるが、どこから古人類とするのかという明確な線引きは存在しない。いずれにせよ、昔生きていた生物についての学問が古生物学なのだ。</p>



<p class="has-black-color has-text-color">どのような生物を扱うにせよ、昔の生物を知るためには手がかりとなる<b>化石</b>がなければ話を先に進めることはできない。化石とは、昔の生物の死骸や生きた痕跡が石となって保存されたもののことである。化石といえば古代生物の骨や貝、サメの歯などを思い浮かべる人が多いと思う。これらの骨や殻、歯などは地面に含まれる鉱物と同じ成分でできている*。石と同じように振る舞うこれらの物体は地層の中の環境でも長期間保存されやすく、化石として見つかりやすいのだ（実際にはこれらの成分はより安定した鉱物に置き換えられることが多い）。よく見落とされがちなものだが、生物の硬い部位が残るケースとして、卵の殻や石灰質・ガラス質の殻を持つプランクトン、強力なポリマーを持つ植物なども挙げられる。</p>



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<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="400" height="324" src="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/02/DfwPCH_VAAA038A.jpeg" alt="" class="wp-image-7441" srcset="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/02/DfwPCH_VAAA038A.jpeg 400w, https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/02/DfwPCH_VAAA038A-300x243.jpeg 300w" sizes="auto, (max-width: 400px) 100vw, 400px" /><figcaption><meta charset="utf-8">クロムによって繊維が置き換えられた木の化石。（引用元：<a href="https://twitter.com/amayor/status/1007697082868588544">Twitter</a>）</figcaption></figure>
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<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/02/DfwPEcjVMAAul7R-1-min-1024x978.jpeg" alt="" class="wp-image-7439" width="336" height="321" srcset="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/02/DfwPEcjVMAAul7R-1-min-1024x978.jpeg 1024w, https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/02/DfwPEcjVMAAul7R-1-min-300x286.jpeg 300w, https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/02/DfwPEcjVMAAul7R-1-min-768x733.jpeg 768w, https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/02/DfwPEcjVMAAul7R-1-min.jpeg 1131w" sizes="auto, (max-width: 336px) 100vw, 336px" /></figure>
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<p class="has-black-color has-text-color">また条件が良ければ、柔らかい部位が化石として残ることもある。これらは多くの場合、<b>「印象化石」</b>と呼ばれる状態で見つかる。印象化石とは、生物の体が時間とともに溶け、周りの石にその形が残ったもののことである。つまり生物の体そのものは残っていなくても、その生物がどのような形をしていたかというヒントを得ることができる。北アメリカをはじめとする地層が安定した場所では、このような化石が壊れずに保存されやすく、殻などを発達させる前の生物の姿を閉じ込めた印象化石が多数出土する。</p>



<p class="has-black-color has-text-color">さらに保存状態が極めて良い化石には、<b>細胞などの軟らかい組織がそのままの状態で保存されているケースもある</b>。これらの化石はまだ研究が進んでおらず、今後の新たな発見が期待されている。その他の稀な化石には、琥珀の中に生物の体が閉じ込められているものなどもある。琥珀は古代の樹液が石になったもので、映画「ジュラシックパーク」の筋書きは、琥珀の中に閉じ込められた蚊から、恐竜の血液が発見されるところから始まる。虫がその中に入ったものがよく見られる一方で、ごく稀に脊椎動物（トカゲや鳥など）が見つかる場合もある。</p>



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<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="449" src="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/02/mSdaZ1O.jpg" alt="" class="wp-image-7442" srcset="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/02/mSdaZ1O.jpg 600w, https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/02/mSdaZ1O-300x225.jpg 300w" sizes="auto, (max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption><meta charset="utf-8">魚の印象化</figcaption></figure>
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<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/02/Toxorhynchites-in-amber-min-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-7444" srcset="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/02/Toxorhynchites-in-amber-min-1024x768.jpg 1024w, https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/02/Toxorhynchites-in-amber-min-300x225.jpg 300w, https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/02/Toxorhynchites-in-amber-min-768x576.jpg 768w, https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/02/Toxorhynchites-in-amber-min.jpg 1280w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption><meta charset="utf-8">石琥珀の中に閉じ込められた蚊<meta charset="utf-8">（引用元：<a href="https://www.sciencefriday.com/articles/the-paleobiologist-who-inspired-the-science-in-jurassic-park/">Science Friday</a>, Photo by George Poinar Jr.）</figcaption></figure>
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<p class="has-black-color has-text-color">一方で、化石は生物の体そのものとは限らない。「<b>生痕化石</b>」と呼ばれる化石は、生物の体ではなく、生物が住んでいた痕跡の化石である。実は、生痕化石からしか分からないこともたくさんある。有名な生痕化石の例といえば生物の足跡の化石だろう。足跡の化石からはその生物の動きかただけではなく、骨だけではわからない足の形や、どのような速さで動いていたのかといった情報も得ることができる。足跡以外にも、巣穴や糞なども生痕化石として見つかる。</p>



<p class="has-black-color has-text-color">さて古生物学にとってこのような様々な化石が重要な資料となるのは明らかだ。しかし、ただ化石があるというだけでは古生物学の研究を行うことはできない。実際に化石の研究を始める前に最も大切なのが<b>化石の属性</b>を明らかにすることだ。属性といってもあまりピンとこないかもしれないが、一度英語に置き換えるとわかりやすいかもしれない。英語の<b> “context” （コンテクスト）</b>という言葉は、ある事がらの前後関係や文脈を意味する。化石を調べる際にも、このコンテクストを調べることが重要となる。つまりその化石がいったいどのような環境で、どのような経緯を経て化石となったのかということをひもといていかなければならない。そのためには、まず地学の知識が不可欠となる。化石からわかる生物としての特徴と、その属性からわかる地学的な特徴を組み合わせることで、初めてその生物を歴史の流れの中でとらえることができるのだ。その研究内容は多岐に分かれるが、主に<b>生態学・系統学・環境学</b>の３つに分けて説明したい。</p>



<p class="has-black-color has-text-color">*骨や殻、歯などはバイオミネラリゼーション（Biomineralization）という過程を経て、生物が鉱物を意図的に作ったものである。自然界では決まった形の結晶として成長する鉱物を生物が思い通りの形に作る非常に興味深い手段である。</p>



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<h1 class="has-black-color has-text-color wp-block-heading" style="font-size:25px">2. 生態学: 古生物の生き方を解き明かす</h1>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/02/MioceneCroc-UrumacoRiver-Venezuela-min-1024x589.jpg" alt=""/><figcaption><meta charset="utf-8">水辺に生息したワニの生態の予想イラスト（引用元：<a href="http://novataxa.blogspot.com/2013/05/croc-diversity-peak-venezuela.html">Species New to Science</a>, Illustration by George A Gonzalez / UZH）</figcaption></figure></div>



<p class="has-black-color has-text-color">昔の生物が化石となって目の前にあれば、そのエキゾチックな生物がどのような生活をしていたのかを知りたくなる。そのように<b>生物の生活を解き明かすのが生態学</b>だ。生態学では、化石だけが頼りとなる。そのため全身がきれいにそろったままの化石が出るのが最も好ましいが、一部だけであってもそこから分かることはたくさんある。例えば歯の形やそのすり減り方を見れば何をどのくらい食べていたのかを知ることができ、骨盤の形を見れば性別や判別したり年齢を予想したりすることもできる。数本の骨だけでなぜ種類や性別が判定できるのか不思議に思う方もいるかもしれないが、骨という体のパーツは思っている以上に多くの情報を与えてくれる。それだけで「骨学」という分野として確立されている分野なのだ。そしてもちろん、さきに紹介した生痕化石からも様々な情報を受け取ることができる。先述の通り足跡の化石からは生物の行動パターンが分かる。また巣穴の構造やその周りの地層などを見れば、その生物が生活していた環境を知ることができる。このように、わずかな化石に残された情報を解明するのが生態学の役目である。</p>



<p class="has-black-color has-text-color">現在生きていない生物の生態を調べてどうするのかと思う人もいるかもしれない。しかし現生の生物と古生物とは、祖先・子孫の関係でつながっているということを忘れてはならない。私たちの目の前にいる生物たちはいつ・なぜこのような姿になったのか。またなぜ古生物は現在まで生き延びることができなかったのか。これらの謎を解き明かす生態学は、決して現在の生物と無関係とは言えないのだ。</p>



<p class="has-black-color has-text-color">それだけではない。古生物学が将来的にもたらす可能性の一例として、<b>生物模倣（バイオミミクリー）</b>への応用が挙げられるだろう。</p>



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<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="510" height="340" src="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/02/1aadafd9271dab930f101ae9ab65cec2_t-min.jpeg" alt="" class="wp-image-7454" srcset="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/02/1aadafd9271dab930f101ae9ab65cec2_t-min.jpeg 510w, https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/02/1aadafd9271dab930f101ae9ab65cec2_t-min-300x200.jpeg 300w" sizes="auto, (max-width: 510px) 100vw, 510px" /><figcaption><meta charset="utf-8">カモノハシのクチバシを模した新幹線の先端</figcaption></figure>
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<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="698" height="400" src="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/02/image-asset.jpeg" alt="" class="wp-image-7456" srcset="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/02/image-asset.jpeg 698w, https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2020/02/image-asset-300x172.jpeg 300w" sizes="auto, (max-width: 698px) 100vw, 698px" /><figcaption><meta charset="utf-8">ハヤブサのフォルムを模した全翼航空機（引用元：<a href="https://www.nerdsinc.com/blog-1/2017/3/11/biomimicry-boston-dynamics">NERD Inc</a>）</figcaption></figure>
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<p class="has-black-color has-text-color">生物模倣とは生物のさまざまな生態を科学技術に応用するというものだ。例として新幹線の形状が挙げられる。新幹線の先端は空気抵抗を減らすため、水中を飛ぶように泳ぐカモノハシや、しぶきを上げずに飛び込むカワセミのくちばしを参考にしている。また電気を受け取るパンタグラフも空気抵抗を減らすため、音を立てずに飛ぶフクロウの翼の形を参考にしている。この数百年の間に急速に発展した人類の科学技術とは異なり、生物は数億年もの期間をかけて環境に最も適応した形に進化してきた。そしてそれは多くの場合エネルギー効率が良いように作られている。なぜなら限られたエネルギーを効率よく使うことができれば、余ったエネルギーでより多くの子供を残すことができ、生存の可能性が大きく増えるからだ。シミュレーション技術が発展してきた現在では生物模倣の必要性はないように思えるかもしれないが、ものづくりをゼロから始めるのとヒントがある状態から始めるのでは大きな差がある。古生物に目を向けてみれば今では考えられないような奇妙な形をしたものや、想像を絶する大きさを誇っていたものが多く見られる。エネルギー問題を抱える現代社会がブレークスルーを起こすための鍵は、とうの昔に姿を消した古生物が握っているのかもしれない。</p>



<p class="has-black-color has-text-color">今回の記事では古生物学は何か、そして大きく３つに分けられる古生物学の研究内容の一つに注目した。次回の記事では残り二つの研究内容を掘り下げ、どうすれば古生物学を学べるのかを掘り下げていこうと思う。</p>



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<div class="wp-block-coblocks-author"><figure class="wp-block-coblocks-author__avatar"><img decoding="async" class="wp-block-coblocks-author__avatar-img" src="https://shidzu-shoin.com/wp-content/uploads/2019/11/round_kimi.jpg" alt="君付 龍祐"/></figure><div class="wp-block-coblocks-author__content"><span class="wp-block-coblocks-author__name">君付 龍祐</span><p class="wp-block-coblocks-author__biography"><meta charset="utf-8"/>専門分野：古生物学・サイエンスコミュニケーション<br/>カナダ、アルバータ大学の生物進化・環境・生態学科を経て、同大学の古生物学科に在籍。高校時代から古生物学の研究を行う。</p></div></div>
<p>投稿 <a href="https://shidzu-shoin.com/natural-science/%e5%8f%a4%e7%94%9f%e7%89%a9%e5%ad%a6/what-is-paleontology-1/">化石の時代を映し出す古生物学 〜生態学〜</a> は <a href="https://shidzu-shoin.com">紫洲書院</a> に最初に表示されました。</p>
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