恋愛裁判: 12世紀、「恋愛」の発明

Satoshi Takemoto

著者:竹本 智志

今回は吟遊詩人の歌に伝わる「恋の法廷」について話してみました。


概要欄のつぶやき

動物の次は恋愛を裁く!西洋の文化は裁きたがりなのです。日本は西洋の学問をまるまるインポートしてきたにもかかわらず、この地味〜に重要な文化の転換点はあまり注目されていませんね。恋愛裁判に関する記録が詩であったり、日本語資料が少なかったりすることが原因なのでしょうか。ちなみにやや貧弱ではありますが、日本語の資料としてはスタンダール「恋愛論」の付録、ヨーロッパの思想文化などにチョロっと記述がありますので、興味がある人はそちらでチェックしてみるのもいいかもしれません。

愛というテーマは深刻な問題で、単純なエロースに構成される「戦士の愛」から精神的に進展すればするほど、複雑で扱いにくいものになりますね。ヴェールテルやトニオ・クレーゲルの苦悩を見れば明白です。しかし最近は進化生物学などの俗的応用により恋愛の形式が再び動物的になっているのではないかと考えています。私はあらゆる愛を手にしたドン・ファンよりも、苦悩するトニオ・クレーゲルでありたい。でも当面はネコと戯れることができれば幸せです。

ところで12世紀というのは非常に面白い時代で、ルネサンス並に異文化の知識がヨーロッパに輸入された時代です。原因は主に交易と十字軍遠征ですね。一度廃れたヘルメス主義や実践的な「自然魔術」などもこの時代に復活しています。このことから「12世紀ルネサンス」とも渾名されるのですよ。いずれこのチャンネルでもご紹介していくつもりです。

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OP/ED: 竹村泰紀


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